盆栽周りの小道具、という話
道具にこだわる。
というのが趣味の醍醐味のひとつであったりします。
盆栽でいうと例えば鋏各種、ピンセット、コテ、ペンチ、如雨露…等々。
そして「無くても良いけどあった方が楽しいモノ」というものあります。
今回はそこらへんを紹介。
盆栽を室内に飾るとき。
地板なんかも良いですが我が家は棚の上に飾る事が多いのでこういったものを使ってます。
コースターや木の切れ端、小物入れの蓋など。
鉢がシックな色合いのものが多いので色が鮮やかなものを選ぶことが多いかも。
次に添配。
これは近所の瀬戸物屋で買ったもの。
作り悪いし、釣り人なのか船頭なのかわからないけど手が折れてるし(なのにまけてくれなかった!)
しかしなかなか使い勝手良くて気に入ってます。
(後ろに写ってるWINGSのVENUS AND MARSは音もジャケも大好きな名盤!)
ところで添配。
大きさの割にお高かったりするのでなかなか手が出なかったりするもの。
なので
ガチャガチャのカエルのフィギュアとか
フチ子とか
こんなのでもアリですかね?
最後に水石。
これは佐渡の赤玉石。
景色には見立てづらい形だけど、派手過ぎず大人し過ぎない赤色は盆栽と並べて使い勝手良かったりします。
そしてじーちゃんの形見だったりします。ありがとう、大切にします。
次に佐渡の海岸で拾ってきた水溜り石。
小磯の波打ち際で蟹が遊ぶ光景を表現。
蟹の添配は鉄製。
水盤は真鍮製。
最後に。
こういった小道具の事は梶原富蔵氏の著書『小品盆栽「遊び」の道具』で勉強しました。
盆栽の本は数あれど道具にスポットを当てた本はこれくらいなんではないでしょうか。
(たまには雑誌なんかで特集して欲しい…)
培養の技術も大切ですが、鑑賞するという事が盆栽の最終目標とするならば、この本はその世界をググッと広げてくれるはずです。
ま、普段見ることもないとんでもなくカッコイイ鉢やら石やらが載っているので読んでてとにかく興奮します。
僕は保存用にもう一冊欲しいくらいだ。
緑の少ないこの季節。
コイツらは元気です。